**Fault Torerance(FT)の設定 [#af83af43] RIGHT:更新日 &lastmod(); VMware FTを有効化した仮想マシンは、内部的にはプライマリ仮想マシン、セカンダリ仮想マシンのペアにより構成される。仮想マシンの利用者はプライマリ仮想マシンにアクセスし、サービスを利用する。プライマリ仮想マシンが動作中の物理マシンに故障が発生すると、セカンダリ仮想マシンが即座にプライマリ仮想マシンとなり、以降の処理を継続する。利用者からはトラブルが見えない。 -HAはMTTRを短くするのが目的で、FTはMTBFを大きくするのが目的。 -HAは仮想ホスト単位で構成、FTは仮想マシン単位で構成する。 前提:同じクラスタの2台の仮想ホストでHAを構成し、iSCSI(共有ストレージ)に仮想マシンをインストール。HAを構成する。 ***同じクラスタの2台の仮想ホストでFTロギングをオンにする [#z0b02f47] &ref("./FT1.png"); &ref("./FT2.png"); &ref("./FT2-1.png"); &ref("./FT3.png"); &ref("./FT4.png"); &ref("./FT5.png"); &ref("./FT6.png"); &ref("./FT7.png"); ***仮想マシンでFTをオンにする [#mc3a11ac] -HAは有効に設定 -CDなどがマウントしていると「Fault Toreranceをオンにする」がグレーアウトでオンにできない。 &ref("./FT2.png"); ***エラー対応 [#v96d3f0b] -仮想マシンの起動時のエラー --「HAの構成済みフェイルオーバーレベルに十分なリソースがありません」 &ref("./FT_Err1.png"); --対応:アドミッションコントロールを無効で対応 &color(red){仮想マシンのリソース変更や仮想ホストの変更は一度FTをオフにしてから行った。}; ***動作確認 [#tbf9f595] -マスタコンピュータが落ちたときの確認 +マスタのコンピュータ名esxi65-3起動 +起動しているコンピュータ名がesxi65-3であることを、vCenterの仮想マシンのサマリで確認 +sshで外部からesxi65-3に接続 +マスタのコンピュータ名esxi65-3のログイン後、外部にPingを送信。 +マスタのコンピュータ名esxi65-3をサスペンド。 +sshが遮断されず、ping応答も途切れないことを確認 +起動しているコンピュータ名がesxi65-3からesxi65-に変更したことを、vCenterの仮想マシンのサマリで確認 +起動しているコンピュータ名がesxi65-3からesxi65-4に変わったことを、vCenterの仮想マシンのサマリで確認 -マスタの仮想ホストが復旧すると復旧したホストがスレーブになる。 **参考 [#c2092df6] -http://virtualization-runway.blogspot.jp/2015/04/ft-vm-on-nested-esxi-60.html -http://infratraining.blogspot.jp/2015/10/vsphere6ft.html