procomailにSetUIDが指定されていないと/var/spool/mailに新しいユーザにメールが来たときファイルが作成できないという問題があるが、SetUIDを行うと/etc/procmailrcにシステムに共通の設定をしたとき、spam対策として指定ディレクトリに自動配信させたとき、受信ファイルのオーナ、グループがrootとmailになりimapなどで問題がある。
個人設定として.procmailrcとして設定した場合は不都合はでない。
これはspamだけでなく配信を行うと発生するようだ。どちらの場合でも配信されない受信メールのユーザ、グループは正常に自分になる。
対処方法は不明だが、/etc/procmailで共通設定にするときはprocmailにSetUIDは行わないようにする。
.forward
"|IFS=' ' && exec /usr/local/bin/procmail -f- || exit 75 #username"
とする。(文法は不明、おまじないと思うこと)
ただし、転送指定をしているとそちらも同時に実行されるので、転送はprocmailで行う
たとえば、
.forward
"|IFS=' ' && exec /usr/bin/procmail -f- || exit 75 #okada" okada@uso5004.abc-u.ac.jp
.procmailrc
# 特定のメールを消去 :0 * ^To: .*@xyz-u.ac.jp /dev/null :0 c * ^From: .* ! okada@uso5004.abc-u.ac.jp
に設定すると
okada@abc-u.ac.jpあてはuso5004.abc-u.ac.jpに2通届き
okada@xyz-u.ac.jpあてはuso5004.abc-u.ac.jpに1通届く
本文中のキーワード処理
フラグ B 本文検索
「To: 4a.*@uso5004\.mie-chukyo-u\.ac\.jp$」の文字列が本文あると削除
:0 B * ^To: 4a.*@uso5004\.mie-chukyo-u\.ac\.jp$ [#z1715362] /dev/null
.procmailrcに以下のような内容を記入
# .procmailrcの設定例 # Log ファイルの指定 LOGFILE=$HOME/procmail.log # メイルを保存するディレクトリの指定 MAILDIR=$HOME/Mail DEFAULT=$MAILDIR/ # Lockファイルの指定 LOCKFILE=$HOME/.lockmail # 以下条件の記述 # 特定のメールを消去 # SubjectにSPAMというキーワードのメールを削除 :0 * ^Subject: .*SPAM.* /dev/null # メールを他のアドレスへ転送する場合 #送信元がismを含むアドレスからのメールを転送 #レシピの1行目に :0 c と書くと、1通のメイルに複数のレシピを記述できる :0 c #ゼロの後ろに"c"を入れるとコピーが残る * ^From: .*ism.* ! ism@xxx.ne.jp # 特定のディレクトリに保存する場合 :0 * ^From: .*okada.* $MAILDIR/okada/. # 特定コマンドの実行 :0 * ^From: .*ism.* | command
これらの設定を行うと一致いないものはメールボックスに残る。
その他の設定
# 未承諾広告※ :0D * ^Subject:.*=\?[Ii][Ss][Oo]-2022-[Jj][Pp]\?[Bb]\?GyRCTCQ\+NUJ6OS05cCIo junk/.
# 件名が変なもの :0 * ^Subject:.*(penis|viagra|mortgage|rolex|sexy|prescription) junk/.
# 件名が中国語のもの :0 * ^Subject:.*=\?(big5|GB2312)\? junk/.
# 本文が中国語のもの :0 * ^Content-Type:.*(big5|GB2312) junk/.
# 件名が韓国語のもの :0 * ^Subject:.*=\?(euc-kr|ks_c_5601-1987)\? junk/.
# 本文が韓国語のもの :0 * ^Content-Type:.*(euc-kr|ks_c_5601-1987) junk/.
メーリングリスト等に参加している場合、To: が自分のメールアドレスで、 Cc: が自分が参加しているメーリングリスト、この場合、同一の Message-ID を持つメールを 2 通受け取ることになるが、 procmail ではこのような重複メールを自動的に削除することが出来るようだ。
以下の設定をspamチェック等の前、一番初めに入れる?とうまくいった
:0 Wh: msgid.lock | formail -D 8192 $MAILDIR/msgid.cache
msgid.cache というファイルにこれまで受信したメールの Message-ID を蓄積しておき、同一の Message-ID を持つメールが渡されてきた場合、そのメールを破棄します(-D オプション)。8192 という引数は msgid.cache というファイルを 8192 byte まで蓄積する。
W フラグは実行するコマンドの完了を待ち合わせ、かつ、コマンドが出力するエラーメッセージを無視する、という意味。コマンドの完了を待ち合わせるだけなら『w』フラグを指定。
h フラグは『条件にマッチしたメールを action に送る』という意味で、このフラグはデフォルトで設定されてる
.procmailrc のレシピの先頭に記述し、 msgid.cache というファイルを touchしておく。 msgid.cache は自動作成される
:0 [フラグ] [:ロックファイル]
* 条件 動作
「:」を付けることで、procmail に排他処理(ロック処理)を行うよう指示する
ことができる。この場合は「:」の後のロックファイル名を省略すると、
procmail が勝手にロックファイル名を決めてくれる。
フラグ
フラグにはメッセージを処理する際のProcmailへのメッセージ(メール)の渡し方を記述します。フラグの記述には以下のものがあります。
フラグについて
H:記述が省略された場合の動作。メッセージのヘッダだけを条件文に渡し、検査する。 B:メッセージの本文だけを条件文に渡し、検査する。 A:同じブロックレベルに記述されたAや、aの用いられてないレシピが該当した場合にだけ検査する。 a:Aと同様だが、手前のレシピが正しく実行された場合にだけ検査する。 E:Aの逆。手前のレシピが実行されなかった場合にだけ検査する。 e:aの逆。手前のレシピが失敗した場合に検査する。 h:アクション部にヘッダだけを渡す。 b:アクション部にメッセージの本文だけを渡す。 f:パイプをフィルタとみなす。つまり、前処理ができる。 c:メッセージのコピーを残す。これがなければ、元のメール加工してしまうため、次 の処理の為に必要である。また、転送する際にもコピーを残しておかなければ、 メールは転送先にのみ残る。 w:指定されたフィルタやプログラムが終了するまで待機し、処理に失敗した場合には 検査を行わない。 W:wと同じだが、処理に失敗しても検査する。 i:あらゆる書きこみエラーを無視して検査する。 hb:なにも書かない場合の動作。アクション部にメッセージのヘッダと本体の両方を渡す。
アクション
! メールアドレス~ 指定したメールアドレスに転送します。複数のアドレスを指定することもできます。
指定だけメール転送
#指定メールだけ転送 :0 c <---cはコピーも残す(転送元にもメールが残る) * ^Subject: \[ISM\].* <---[は\(エスケープ文字)が必要 ! okada@abc.ac.jp
| コマンドライン
コマンドラインの標準入力にパイプします。
指定メールだけ転送 :0 c * ^Subject: \[ISM\].* ! yokada@vmw.ism21.net :0 c * ^Subject: \[ism\].* ! yokada@vmw.ism21.net # 以下はmimeで日本語対応 :0 c # * ^Subject:.*=\?iso-2022-jp\? * ^Subject:\/.* * ? echo "$MATCH" | nkf -me | egrep '[ISM]' ! yokada@vmw.ism21.net :0 c # * ^Subject:.*=\?iso-2022-jp\? * ^Subject:\/.* * ? echo "$MATCH" | nkf -me | egrep '[ism]' ! yokada@vmw.ism21.net