Active!mail6

更新日2007-04-24 (火) 16:00:51

Active!mail2006の評価版を入手したのでそのインストールを行う。このバージョンでは使用期限があり今回のバージョンは2007/7/31までのバージョンで確認した。OSはVine4.1、Postfix-2.2.10+courier-imap-4.1.2で行った。またインストール先は旧バージョンと両方使用したいため、/usr/local/activemail6に行った。

このバージョンではActive! mailのユーザ機能から指示を受けて、メールサーバの転送設定を変更するためのサポートプログラムとしてAMManagerが追加された。このプログラムはMTAサーバにインストールすることで、Active!mailが動作するWebサーバとコミュニケーションをとることができる。

Active!mailをインストールするとその配下にAMManagerもインストールされ,MTAとWebサーバが同一のときはAMManagerのインストールが不要のようだが、オーナ等の設定がAMManagerのインストールのさいに行われるので、今回は両方をインストールした。

インストールディレクトリは/usr/local/ammanager6である

インストール

apacheの設定変更

httpd.confの

apache2.2.xでは

ScriptAlias /cgi-bin/ "/usr/local/apache222/cgi-bin/" の後あたりのとの間に以下を追加

## Active mail
## Edit By JE2ISM

    Alias       /active-mail/   "/usr/local/activemail/login/"
    Alias       /am_viz/        "/usr/local/activemail/visual/"
    ScriptAlias /am_bin/        "/usr/local/activemail/bin/"
    ScriptAlias /amm_bin/       "/usr/local/activemail/amm_bin/"
    <Directory /usr/local/activemail/>
        Allow from all
    </Directory>

apache2.0.xでは Alias /icons/ "/usr/local/apache2053/icons/"

の後あたりに以下を追加

## Active mail
## Edit By JE2ISM
<IfModule mod_alias.c>
    Alias       /active-mail/   "/usr/local/activemail/login/"
    Alias       /am_viz/        "/usr/local/activemail/visual/"
    ScriptAlias /am_bin/        "/usr/local/activemail/bin/"
    ScriptAlias /amm_bin/       "/usr/local/activemail/amm_bin/"
</IfModule>

apacheが再起動できるか確認

Active!mailのインストール

Vine3.xのアーカイブはres32304.tgz or red92304.tgzどちらも差はないようで Vine2.6のアーカイブはlnxi2304.tgzなので今回は、res32304.tgzをインストール

$ su
# cd /usr/local
# tar zxvf /usr/local/src/res32304.tgz

Active!mailのディレクトリのオーナ等の設定

# cd /usr/local/activemail/
# chown -R www.www var
# chmod -R 700 var
# chmod 707 var var/tmp var/log

Active!mailの設定

system.cfgを編集

# cd /usr/local/activemail

#========== 1. ライセンス設定 ==========#

SERIAL_NUMBER:          xxxxxxxxxxxxxxx   <---今回はデモなので変更なし。

#========== 2. 基本サーバ設定 ==========#

DOMAIN_NAME:            company.co.jp  <---使用するドメインに変更(注)[192. 168.1.1]のようなIP指定をするとなぜかモバイル設定でメールが送信できなくなった.)


HTTP_SERVER:            webmail.company.co.jp  <---使用するサーバ名or IPアド レスに変更(webmail.company.co.jp:8080でポート指定も可)


IMAP_SERVER:            localhost     <---使用するサーバ名に変更

SMTP_SERVER:            localhost     <---使用するサーバ名に変更


#========== 5. メールサーバ設定 ==========#

#HAVE_NAMESPACE:        YES
HAVE_NAMESPACE:        YES          <---コメントを削除(courier-imap用設定)


#========== 6. 標準機能設定 ==========#

#  ADMIN_ID
#  Active!mailのアドミニストレータのUserIDを設定します。
ADMIN_ID:               admin       <---Linuxユーザをここに登録するとこのユーザでActive!mailを設定できる

各種設定

user/Maildirディレクトリがないと「ユーザ名パスワードが違います」のエラーで loginできない。(imapの仕様かも)

/usr/local/activemail/var/domainに以下の空ファイルを作成する。これがないと 「System:ユーザ登録が完了していません。管理者に問いあせてください。」という エラーが出る

# touch register.txt

また、ユーザ数については/usr/local/activemail/var/domain/(ドメイン名)の下の ユーザディレクトリ数によって制限される。よってユーザ数を減らすにはユーザ ディレクトリを削除する。

login時に「タイムアウトでログインできません」等のエラーが出るときはクライアント又はサーバの時間が狂っている可能性があるので注意。

SSL対応にするには

SSL対応にするにはwebアクセスするときにhttps://でアクセスする。そのため全てのhttpの指定をhttpsにする必要がある。 そのための変換プログラムがActive!mailには添付されているのでそれを利用する。

# cd /usr/local/activemail/etc/

# ./conv_ssl -s ../visual 

httpsからhttpに戻すには

# ./conv_ssl -h ../visual

とする

モバイルの設定

オプション -->モバイルで設定する 名前にはloginIDを指定する。

以下のエラーだがactivemail/bin/option/am_mobile.cgiのステッキービットを立ててやるとうまくいくようだ

# cd /usr/local/activemail/bin/option
# chown root.root am_mobile.cgi
# chmod u+s am_mobile.cgi

設定時にERROR 33281: main: .forward が読み込めません。というエラーがでるときは、ホームディレクトリで

$ cd 
$ touch .forward
$ chmod go+w .forward

.forwardを作成し書き込み権限をwwwに与える。

これでメール着信を知らせる以下のような内容が登録されるが、.forwardが666だとforwardされないので再度権限を変更する必要がある

$ chmod go-w .forward

登録内容(.forward)

\okada
"|/usr/local/activemail/amm_bin/notice okada abc.ne.jp localhost abc@softbank.ne.jp"

携帯のページがパスワードでうまく表示されないとき アクセスは/active-mail/mobile.htmlでOKだが 直接パスワード、IDを送るには/amm_bin/login?id=okada&pwd=*****とすればよいが 私の機種(V401SH:SHARP)ではなぜかエラーるので以下のようなページを作成し、 アクセスするとうまくいった。

<html>
<head>
<meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset=Shift_JIS">
<meta http-equiv="refresh" content="0; url=http://wwwism.dyndns.org/amm_bin/ login?id=okada&pwd=*****">
</head>
<body>
<!--
<a href="http://wwwism.dyndns.org/amm_bin/login?id=okada&pwd=*****">Link</A>
-->
</body>
</html>

procmailなどlocalメールで別フォルダに分けたのを閲覧する方法

/Maildir/abcにあるメールをActive!mailで読むには まずActive!mailで オプション --> メールボックス管理で 新しいメールボックスを作成。 「abc」という名前で作成。

作成すると~/Maildir/.abcというフォルダが出来る

$ cd ~/Maildir/.abc
$ mv cur cur.org
$ ln -s ../abc/cur cur
or
$ ln -s ../abc cur

もし、courierimapuiddbというファイルがあれば、削除。

これでしばらくすると見えるようになる。

空のメールボックスをコピーしても良い。このときはActive!mail側でメールボックスは 非表示になっているので、オプション --> メールボックス管理で表示にする。


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