- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
*procmailの利用方法 [#b8b7b5bb]
RIGHT:更新日 &lastmod();
**SetUID [#i9ef8583]
procomailにSetUIDが指定されていないと/var/spool/mailに新しいユーザにメールが来たときファイルが作成できないという問題があるが、SetUIDを行うと/etc/procmailrcにシステムに共通の設定をしたとき、spam対策として指定ディレクトリに自動配信させたとき、受信ファイルのオーナ、グループがrootとmailになりimapなどで問題がある。~
個人設定として.procmailrcとして設定した場合は不都合はでない。~
これはspamだけでなく配信を行うと発生するようだ。どちらの場合でも配信されない受信メールのユーザ、グループは正常に自分になる。~
対処方法は不明だが、/etc/procmailで共通設定にするときはprocmailにSetUIDは行わないようにする。
**ローカルにprocmailを利用するには [#vdfa5dcd]
''.forward''
"|IFS=' ' && exec /usr/local/bin/procmail -f- || exit 75 #username"
とする。(文法は不明、おまじないと思うこと)
ただし、転送指定をしているとそちらも同時に実行されるので、転送はprocmailで行う
たとえば、
''.forward''
"|IFS=' ' && exec /usr/bin/procmail -f- || exit 75 #okada"
okada@uso5004.abc-u.ac.jp
''.procmailrc''
# 特定のメールを消去
:0
* ^To: .*@xyz-u.ac.jp
/dev/null
:0 c
* ^From: .*
! okada@uso5004.abc-u.ac.jp
に設定すると
okada@abc-u.ac.jpあてはuso5004.abc-u.ac.jpに2通届き~
okada@xyz-u.ac.jpあてはuso5004.abc-u.ac.jpに1通届く
''本文中のキーワード処理''
フラグ B 本文検索 ~
「To: 4a.*@uso5004\.mie-chukyo-u\.ac\.jp$」の文字列が本文あると削除
:0 B
* ^To: 4a.*@uso5004\.mie-chukyo-u\.ac\.jp$ [#z1715362]
/dev/null
**設定方法 [#k76a0350]
.procmailrcに以下のような内容を記入
# .procmailrcの設定例
# Log ファイルの指定
LOGFILE=$HOME/procmail.log
# メイルを保存するディレクトリの指定
MAILDIR=$HOME/Mail
DEFAULT=$MAILDIR/
# Lockファイルの指定
LOCKFILE=$HOME/.lockmail
# 以下条件の記述
# 特定のメールを消去
# SubjectにSPAMというキーワードのメールを削除
:0
* ^Subject: .*SPAM.*
/dev/null
# メールを他のアドレスへ転送する場合
#送信元がismを含むアドレスからのメールを転送
#レシピの1行目に :0 c と書くと、1通のメイルに複数のレシピを記述できる
:0 c #ゼロの後ろに"c"を入れるとコピーが残る
* ^From: .*ism.*
! ism@xxx.ne.jp
# 特定のディレクトリに保存する場合
:0
* ^From: .*okada.*
$MAILDIR/okada/.
# 特定コマンドの実行
:0
* ^From: .*ism.*
| command
これらの設定を行うと一致いないものはメールボックスに残る。
その他の設定
# 未承諾広告※
:0D
* ^Subject:.*=\?[Ii][Ss][Oo]-2022-[Jj][Pp]\?[Bb]\?GyRCTCQ\+NUJ6OS05cCIo
junk/.
# 件名が変なもの
:0
* ^Subject:.*(penis|viagra|mortgage|rolex|sexy|prescription)
junk/.
# 件名が中国語のもの
:0
* ^Subject:.*=\?(big5|GB2312)\?
junk/.
# 本文が中国語のもの
:0
* ^Content-Type:.*(big5|GB2312)
junk/.
# 件名が韓国語のもの
:0
* ^Subject:.*=\?(euc-kr|ks_c_5601-1987)\?
junk/.
# 本文が韓国語のもの
:0
* ^Content-Type:.*(euc-kr|ks_c_5601-1987)
junk/.
***重複メールの削除 [#ra041c6d]
メーリングリスト等に参加している場合、To: が自分のメールアドレスで、 Cc: が自分が参加しているメーリングリスト、この場合、同一の Message-ID を持つメールを 2 通受け取ることになるが、 procmail ではこのような重複メールを自動的に削除することが出来るようだ。
以下の設定をspamチェック等の前、一番初めに入れる?とうまくいった
:0 Wh: msgid.lock
| formail -D 8192 $MAILDIR/msgid.cache
msgid.cache というファイルにこれまで受信したメールの Message-ID を蓄積しておき、同一の Message-ID を持つメールが渡されてきた場合、そのメールを破棄します(-D オプション)。8192 という引数は msgid.cache というファイルを 8192 byte まで蓄積する。
W フラグは実行するコマンドの完了を待ち合わせ、かつ、コマンドが出力するエラーメッセージを無視する、という意味。コマンドの完了を待ち合わせるだけなら『w』フラグを指定。
h フラグは『条件にマッチしたメールを action に送る』という意味で、このフラグはデフォルトで設定されてる
.procmailrc のレシピの先頭に記述し、 %%msgid.cache というファイルを touchしておく。%% msgid.cache は自動作成される
--------------------------------------------------------
:0 [フラグ] [:ロックファイル]~
* 条件
動作
「:」を付けることで、procmail に排他処理(ロック処理)を行うよう指示する~
ことができる。この場合は「:」の後のロックファイル名を省略すると、~
procmail が勝手にロックファイル名を決めてくれる。~
''フラグ''~
フラグにはメッセージを処理する際のProcmailへのメッセージ(メール)の渡し方を記述します。フラグの記述には以下のものがあります。~
フラグについて~
H:記述が省略された場合の動作。メッセージのヘッダだけを条件文に渡し、検査する。
B:メッセージの本文だけを条件文に渡し、検査する。
A:同じブロックレベルに記述されたAや、aの用いられてないレシピが該当した場合にだけ検査する。
a:Aと同様だが、手前のレシピが正しく実行された場合にだけ検査する。
E:Aの逆。手前のレシピが実行されなかった場合にだけ検査する。
e:aの逆。手前のレシピが失敗した場合に検査する。
h:アクション部にヘッダだけを渡す。
b:アクション部にメッセージの本文だけを渡す。
f:パイプをフィルタとみなす。つまり、前処理ができる。
c:メッセージのコピーを残す。これがなければ、元のメール加工してしまうため、次
の処理の為に必要である。また、転送する際にもコピーを残しておかなければ、
メールは転送先にのみ残る。
w:指定されたフィルタやプログラムが終了するまで待機し、処理に失敗した場合には
検査を行わない。
W:wと同じだが、処理に失敗しても検査する。
i:あらゆる書きこみエラーを無視して検査する。
hb:なにも書かない場合の動作。アクション部にメッセージのヘッダと本体の両方を渡す。
---------------------------------------------------------
''アクション''~
! メールアドレス~
指定したメールアドレスに転送します。複数のアドレスを指定することもできます。
指定だけメール転送
#指定メールだけ転送
:0 c <---cはコピーも残す
:0 c <---cはコピーも残す(転送元にもメールが残る)
* ^Subject: \[ISM\].* <---[は\(エスケープ文字)が必要
! okada@abc.ac.jp
| コマンドライン ~
コマンドラインの標準入力にパイプします。
-実際の.procmailrc
:0 cの「c」はメールは転送されてもそのメールも受信できるようする。「c」無いと転送され残らない
指定メールだけ転送
:0 c
* ^Subject: \[ISM\].*
! yokada@vmw.ism21.net
:0 c
* ^Subject: \[ism\].*
! yokada@vmw.ism21.net
# 以下はmimeで日本語対応
:0 c
* ^Subject:.*=\?iso-2022-jp\?
* ^Subject:\/.*
* ? echo "$MATCH" | nkf -me | egrep '[ISM]'
! yokada@vmw.ism21.net
:0 c
* ^Subject:.*=\?iso-2022-jp\?
* ^Subject:\/.*
* ? echo "$MATCH" | nkf -me | egrep '[ism]'
! yokada@vmw.ism21.net
**参考 [#o015a840]
-[[Procmail の紹介とレシピの書き方:http://www.jaist.ac.jp/~fjt/procmail.html]]
-UNiX MAGAZINE 1998 年 10 月号
-http://suken.jp/~tet/FreeBSD/procmail.rhtml
--------------------------------------------------------------------------------
RIGHT:[[元ページ:http://wwwism.dyndns.org/hp/linux/procmail.htm]]